グローライトテトラは、透明感のある体色に蛍光色のオレンジ線が入る小型の熱帯魚です。光沢のある腹膜とクリアな体色をベースに蛍光オレンジのライン模様を持ち、最大サイズは3～4cmで、背鰭や尾鰭が他のテトラ類と比べて少し長めでスマートな体型をしています。大食いでやや太りやすいという愛嬌もあります。昔から東南アジアで大量に養殖されており、日本での入手価格も200円ほどと非常に安価なのも魅力です。流通している個体のほとんどがブリードで、ワイルド個体はほぼ見かけないポピュラーな魚種です。透明感のある体色で水草の緑が透けつつ、緑に相対する蛍光カラーは非常に美しい水景を彩ります。
群泳性なので、3-5匹以上で飼育する必要がある（単独飼育はストレス）。中型魚と同居させるとビビって群れる傾向があります。若魚は群れやすい特徴があります。
水草水槽との相性が抜群で、透明な体でユニークな水景が作れる。透明感のある体色で水草の緑が透けつつ、緑に相対する蛍光カラーは非常に美しい水景を彩ります。バツグンに水草水槽とマッチします。
飼い込むと透け感・オレンジの強さは増す。若魚だといまいちパッとしない印象かもしれませんが、成魚になり状態よく飼育していると体色の透明感が増し、オレンジが強くなって際立って美しくなります。背景に水草の緑があって、ほんのり透けるのを見た時の衝撃は忘れられないでしょう。水草水槽で飼い込んでその透明感を堪能していただきたい魚です。
非常に丈夫で、熱帯魚を飼育できる環境が出来ていれば問題はないでしょう。東南アジアで大量に養殖されており、日本での入手価格も200円ほどと非常に安価です。
ミクロソリウムなどの背の高い水草があると、隠れて安心できる。
注意深く観察すると、健康で元気な個体は虹色のような光沢が見えることがある。
水流は強くない方が良く、穏やかな流れが群れを作るのに適している。外部フィルターまたは上部フィルターの利用を推奨。
30cm水槽以上で飼育可能（群泳のため45cm水槽推奨）。群泳性のため、広めの遊泳スペースを確保することで美しい群泳行動が観察できます。
1日2-3回、フレークフード、沈下性フード、活餌（アカムシ、ブラインシュリンプ）を少量ずつ。エサの種類、沈下性・浮上性かかわらず、何でもパクパク食べます。市販されている熱帯魚のエサであれば何でも構いません。
温和な性格で、混泳に向いています。水草との相性も良く、水草をほとんど食害しません。温和ですが、ヒレを少し齧る習性があります。温和な熱帯魚で他魚に攻撃することはないものの、ヒレをなんとなく少しカジってしまうという悪癖を持ちます。本種は背びれに白いチップ模様が入るのですが、同種間でもその背びれの白い部分だけを齧り合ってしまい、売り場には背びれがカジられた個体ばかりというのも珍しくありません。ヒレが完全にボロボロにしてしまうほどの凶暴性は無いものの、グローライトテトラより小さい魚や伸長するヒレが魅力的な魚との混泳は、その点を留意しておいた方が良いでしょう。
