
カージナルテトラはネオンテトラによく似ていますが、一回り大きなテトラです。青い光沢と赤いラインが目を惹き、ネオンテトラよりも存在感があるため中型~大型水槽でも導入されます。体側に入る鮮やかなブルーと赤は水草水槽に良く映え、群泳させたときの美しさは熱帯魚の中でもトップクラスといえます。ネオンテトラとの見分け方は、赤い部分が顔まであるのがカージナルテトラ、腹の部分までなのがネオンテトラです。
群泳性なので最低5匹以上で飼育すると美しい群泳が楽しめます。基本的にまとまった数での飼育が理想です。
ネオンテトラより一回り大きいが、30cmキューブでも飼育可能です。匹数にさえ気を付ければ好みで選んでしまっても問題ないと言えます。
弱酸性傾向の飼育水を好むため、ソイルや流木を配置した水草水槽に最適です。水草水槽やネイチャーアクアリウム、アクアテラリウムでの飼育もおすすめです。
ネオンテトラとの違い:赤い部分が顔まであるのがカージナルテトラ、腹の部分までなのがネオンテトラ。赤い部分が広いからか、カージナルテトラのほうが背中の青みが強いようにも感じます。
ワイルド個体は少し神経質なため群れやすい傾向があります。以前はワイルド個体のみ流通していましたが、2010年ごろからインドネシアでの養殖に成功し、ブリード個体の商業流通が始まりました。
必ず群れで行動するわけではありません。群泳させるかは飼育者次第です。平和な水槽だと自由な場所で泳いでいたりしますので、群れとはまた違った可愛い姿も観賞できます。
程よい体高と存在感があるので、横幅30cmの小型水槽~大型水槽まで、幅広い環境で飼育できます。底砂も、ソイル以外の大磯砂などにも簡単に馴染みます。
30cm水槽から飼育可能ですが、群泳を楽しむなら45cm水槽以上を推奨します。一回り大きく存在感があるため、大型水槽で群泳させる場合はネオンテトラよりこちらが良いでしょう。30cmキューブ水槽が扱いやすく美観にも優れておすすめです。
1日2-3回、5分で食べ切れる程度の量を少量ずつ与えます。小型熱帯魚用の餌、小さな生餌(ブラインシュリンプ)、フレークでも顆粒でもどちらも食べます。何でもよく食べるため、餌付けには苦労しません。口が小さく、粒なら小粒のものを与えましょう。浮上性タイプがおすすめです。
温和な性格で、さまざまな魚種との混泳に向いています。水草との相性も抜群です。体長が同程度で、弱酸性付近の水質を好む温和な魚種とであればほとんど混泳可能です。テトラ系の小型カラシンや、コリドラスなどの低層魚は特に相性に優れます。ラミーノーズテトラやラスボラ・エスペイなどの他の小型魚と相性が良いです。ゴールデンハニードワーフグラミーやエンゼルフィッシュ、プリステラ、トランスルーセントグラスキャットなどとも相性抜群です。

