
ネオンテトラは熱帯魚の代表格として世界中で愛されている小型カラシンです。鮮やかな青いラインと赤い腹部のコントラストが美しく、東南アジアで大量にブリードされ、美しい、安い、丈夫と三拍子そろった入門魚です。体側に入る鮮やかな青と赤は水草水槽に良く映え、群泳させたときの美しさは熱帯魚の中でもトップクラスといえるでしょう。
群泳性なので最低5匹以上で飼育すると美しい群泳が楽しめます。基本的にまとまった数での飼育が理想です。群れる性質があるため、1匹で飼育するよりも、基本的に5匹以上のまとまった数での飼育がおすすめです。
水質の急変に注意してください。水換えは少量ずつ慎重に行うことが重要です。週に1回、約半分の水を残して水換えします。新しい水は水槽の水と同じ温度に合わせておき、カルキ抜きなどで塩素を中和してから入れます。
照明を暗くすると体色がより美しく発色します。
水草水槽との相性が抜群で、ソイルの使用やCO2添加とも相性が良いです。弱酸性の水質を好むため、ソイルの使用やCO2添加とも相性が良いです。優雅になびく水草レイアウトにテトラ類を群れで泳がせると、大変美しい水景を表現できます。
南米ペルーのアマゾン川上流域のブラックウォーター(枯葉等の堆積物から成分が染み出し、茶色に染まった水)に生息しています。派手な色彩は、上から襲ってくる外敵には青の反射が水面と同化し、下から襲ってくる外敵には赤の模様がブラックウォーターと同化する保護色として機能しています。
ネオンテトラの繁殖に初めて成功したのは日本人で、1953年に牧野信司氏(日本熱帯魚研究所所長)が成功させました。
30cm水槽以上で飼育可能ですが、群泳を楽しむなら45cm水槽以上を推奨します。群泳性のため、広めの遊泳スペースを確保することで美しい群泳行動が観察できます。30cmキューブ水槽が扱いやすく美観にも優れておすすめです。
1日2-3回、5分で食べ切れる程度の量を少量ずつ与えます。小粒のフレークフードや浮上性タイプがおすすめです。小型なので口に入るサイズの小粒の餌を選びましょう。何でもよく食べ餌付けには苦労しません。
非常に温和で他魚との混泳可能です。体長が同程度で弱酸性付近の水質を好む温和な魚種とであればほとんど混泳可能です。テトラ系の小型カラシンやコリドラスなどの低層魚とは特に相性が良好です。大型魚との混泳は避けてください(捕食される可能性)。基本的には温和で水質にもうるさくありません。

