
ジャガーシクリッドは中米のニカラグア湖やマナグア湖を原産とする大型シクリッドです。成長すると全身に黒い斑紋が浮かび上がり、その名の通りジャガーのような迫力ある模様を見せます。獰猛な性格と大きな口を持つフィッシュイーターで、飼い込むほどに風格が増す「育てる楽しみ」のある魚として、中南米シクリッド愛好家から高い人気を誇ります。
最も懸念が少ない
Least Concern(LC)
絶滅のおそれが低い状態
幼魚は60cm水槽でも飼育できますが、成長が非常に早く1年ほどで30cmに達するため、最終的には単独飼育でも120cm水槽、ペア飼育なら150cm以上が必要です。大食漢で水を汚しやすいため、上部フィルターやオーバーフローなど濾過能力の高いシステムを用意しましょう。力が強く底砂を掘り返すので、ヒーターにはカバーを付け、フタも重しをして飛び出しを防いでください。
肉食性が強く、人工飼料ではカーニバルなどの大型魚用ペレットを主食にします。慣れるまでは冷凍アカムシや小魚、エビなどの生餌を併用すると餌付きやすいです。幼魚期は1日2〜3回、成魚は1日1回を目安に、太らせすぎないよう腹八分目を心がけましょう。金魚やメダカなどの活餌は病気を持ち込む可能性があるため、与える場合はトリートメントしてからにしてください。
中南米シクリッドの中でも特に気性が荒く、口に入るサイズの魚はすべて餌と見なします。基本は単独飼育か、幼魚期から一緒に育てたペアでの飼育がおすすめです。混泳させる場合は、同程度のサイズで気の強いオスカーやテキサスシクリッド、大型プレコなどが候補になりますが、繁殖期には同居魚を殺してしまうこともあるため、常に隔離用の水槽やセパレーターを用意しておきましょう。
幼魚のうちは体色が地味で斑紋も薄いですが、成長とともに黒い斑点が広がり、オスは頭部が盛り上がって迫力ある姿になります。じっくり時間をかけて育てる楽しみがある魚です。
ペアの相性がとても重要で、相性が悪いとオスがメスを殺してしまいます。複数の幼魚から自然にペアを作らせるのが成功の近道です。
繁殖期は非常に攻撃的になり、手を入れたときに噛みついてくることもあります。メンテナンスの際は十分注意し、水槽内に手を入れる時間を短くしましょう。
弱アルカリ性の硬水を好みます。酸性に傾くと体調を崩しやすいので、サンゴ砂を少量入れるなどして中性〜弱アルカリ性を維持すると調子が上がります。
大型になるうえ寿命も長く、最終的に150cm水槽が必要になることを見越して迎えましょう。飼いきれず放流することは絶対に避けてください。
最も懸念が少ない
Least Concern(LC)
絶滅のおそれが低い状態