水カビ病
みずかびびょう真菌性
傷口や弱った部分にミズカビ(水生菌)が繁殖して発症します。患部に綿状の白い菌糸が付着するのが特徴で、ワタカブリ病とも呼ばれます。他の病気や外傷をきっかけに二次的に発生することが多い病気です。

1症状
体表やヒレ、口元に白い綿のような菌糸がふわふわと付着し、患部が白く膨らんで見えるのが特徴です。放置すると菌糸が広がって組織が壊死し、動きが鈍くなって食欲も落ちていきます。もともと外傷や他の病気で弱っていた部分から発生することが多く、進行すると全身に及ぶこともあります。
2治療法
- 1ヒーターを使って水温を普段より少し高めの27〜28℃前後までゆっくりと上げ、魚の活性と免疫力を高めます。ただし急激な変化は厳禁なので、時間をかけて調整してください。
- 2メチレンブルーやグリーンFリキッド、アグテンなどの魚病薬を規定量投入して5日〜1週間ほど薬浴を行います。初期であれば、水1Lに対して塩5gの0.5%塩水浴だけでも効果があります。
- 3薬浴中はフィルターの活性炭などを抜き(薬を吸着してしまうため)、数日おきに半分ほど水換えをして薬を足しながら経過を観察します。
- 4綿毛が完全に消え、魚が元気に泳ぎだすまで様子を見ましょう。
薬浴は飼育水槽ではなく、必ず専用の別水槽(隔離水槽)で行ってください。魚の病気治療のための薬は、水槽内の有益なバクテリアも死滅させてしまいます。飼育水槽のろ過機能が完全に崩壊し、水槽環境がゼロからやり直しになってしまいます。
本ページの情報は一般的な目安です。薬の使用量や水温・塩分濃度は魚種によって適否が異なるため、使用前に薬剤の説明書や飼育魚の特性を必ず確認してください。