
オトシンクルスは南米原産の小型ナマズの仲間で、主に水槽内の藻類を食べることから水草水槽で重宝される存在です。体長は約3~4cmと非常に小さく、複数匹で群れるように活動する姿が可愛らしい魚です。温和な性格で、他の小型魚とも混泳しやすく、初心者にも人気があります。吸盤状の口でガラスや水草を丁寧に掃除する姿が特徴的で、水槽の美観を維持するうえでも役立ちます。アクアリウムで「オトシンクルス」として流通する個体の多くは、Otocinclus affinis や Otocinclus vittatus、Otocinclus macrospilus など、外見が非常によく似た複数の種をまとめた名称となっており、正確な種の同定が難しい場合もあります。
コケ取り能力が高く、ガラス面や水草の茶ゴケを食べてくれる。導入数にもよりますが数日中に効果を実感できるでしょう。身体が小さいので、ロタラなどの小さい葉についた茶ゴケにも効果抜群です。
群泳性なので複数匹で飼育すると落ち着いて行動します。複数匹での飼育により落ち着いた行動が見られます。
隠れ場所として水草や流木を配置すると安心します。
水槽に藻がない場合は、餌不足による衰弱を防ぐため、早めの補助餌が大切です。水槽内に茶ゴケが無くなると餓死の危険性があります。
主に茶ゴケを好んで食べるため、コケの種類を確認してから導入する。それ以外のコケはほぼ食べません。
非常に小型でスペースを取らず、水草水槽やレイアウト重視の水槽でも人気があります。
可能なら茹でたほうれん草を定期的に与えておきたい。混泳魚・飼育者が使える時間と相談し、他魚にエサが食べられることのないよう観察して臨機応変に与えましょう。
30cm水槽以上で飼育可能(複数匹で飼う場合は45cm以上が望ましい)。群れを作る習性があるため、複数匹をまとめて飼育するのがおすすめです。
水槽内の茶ゴケや緑ゴケなどを主食とします。コケが不足する環境では、沈下性の植物質タブレットやボイルした野菜(ほうれん草、ズッキーニなど)を与えます。他の魚に比べて餌にたどり着くのが遅いため、補助餌は夜間や個別に与えるのが望ましいです。食べられる藻は限定的(ほぼ茶ゴケのみ)で、餓死の危険性があります。必要に応じてエサを与える必要があります。
非常におとなしく、臆病な一面もあります。ネオンテトラ、ラスボラ、コリドラスなどの温和な小型魚と相性が良好です。活発すぎる魚種や攻撃的な魚との混泳は避けましょう。本種よりも小さく温和で、腹ビレをかじらない魚種とであればどんな魚種とも混泳可能です。





